みなさんこんにちは、Z世代研究プロジェクト『ゼットモ』です!
今回は、Z世代の間で盛んに視聴されている「ショートドラマ」についての実態を調査しました。
データや事例だけでなく、Z世代当事者の声を踏まえながら、
ショートドラマに関してまとめておりますので、
・ショートドラマの制作を検討している方
・ショートドラマに対するZ世代の生の声を知りたい方
・ショートドラマを作るメリットを知りたい方
はぜひご覧下さい!
ショートドラマの定義
ショートドラマとは、スマートフォンでの視聴に最適化され、1〜3分程度の短時間で起承転結のある物語を描く縦型動画コンテンツです。
「ショート動画」は60秒以内の長さでダンスやライフハック、チャレンジといった内容が展開されているのに対し、ショートドラマは1タイトルあたり大体2〜3話で構成される短いドラマです。
短尺ながらも監督や脚本家がストーリーのクオリティにこだわって制作しているのが特徴で、SNSが発達し、見たいコンテンツで溢れている中で、「高品質かつ短時間で楽しめる」ことが、特にZ世代に受け入れられているようです。
ショートドラマ市場
配信媒体の多様化と市場の変遷
ショートドラマの主な配信媒体は、Z世代の利用率が高いTikTok、Instagramリール、YouTube Short、といった主要SNSプラットフォームです。
ショートドラマのトレンドは2019年に中国から始まり、2021年には日本にも上陸、その後テレビ局や通信大手が参入し、「BUMP」やフジテレビの「FOD SHORT」のようなショートドラマ専用のアプリも登場しています。
◎BUMP
https://lp.bump.studio/dramas(新しいタブで開く)

◎FODSHORT
このような媒体の多様化と、視聴者ニーズの高まりを背景に、市場規模も急拡大しています。
ショートドラマ配信サービス市場は2029年には470億円規模となると予測されており、今後見過ごせないフォーマットになりそうです。
▼出典元 https://mdb-biz.jmar.co.jp/20250516(新しいタブで開く)
視聴者の視聴動向
視聴環境
視聴タイミングとしては主に通勤時間、お昼休憩、寝る前、休日などのスキマ時間に視聴される傾向にあります。
また、特に注目すべきは、縦長動画としての「高い視聴完了率」です。
スマートフォン全画面での高い没入感と、短尺での起承転結により、ショートドラマの視聴完了率は約60〜70%と非常に高く、横長ドラマの約30〜40%台を大きく上回ります。
つまり、ショート動画は「伝えたいメッセージを最後まで届ける」上で極めて有効である、と言えそうです。

視聴動機
ショートドラマのどこに面白さを感じているのか、Z世代当事者に直接インタビューしてみました。

Aさん:数秒で落ち分かるので、ちょっとした時間でも手軽に見てます。長編ドラマだと盛り上がる場面がちりばめられているので、見るのに時間を要しますが、ショートドラマだとすぐ完結するし、次から次へと展開が変わるので面白いなと思います。
Bさん:いくつかの話をまたいで完結するものは、次の話が見たくなるように動画の最後が切られているので、ついプロフィールに飛んで続きを見ちゃいます。
Cさん:見ていてイライラ・ハラハラするものが多いので、その後の続きを早く見てすっきりしたい!と思います。自分と近しい境遇の登場人物だとより感情移入してしまいます。
まとめると、
・展開の早さ
・続きを見たくなるような構成
・登場人物・ストーリーへの共感
といった要素が挙げられ、ストーリーの内容自体に魅力を感じている人が多いことがわかります。
この「内容重視」の傾向を踏まえて、ショートドラマにおけるインフルエンサー活用の有用性についても調査してみました。
動画視聴数とフォロワー数の相関関係
フォロワーが200万人規模の一般インフルエンサーとショートドラマアカウントの”最も視聴されている動画”を比較すると、一般インフルエンサーの視聴回数が1千万回程度なのに対し、ショートドラマアカウントは1億7千万と大きく視聴回数に差が見られるなど、ショートドラマアカウントは、一般TikTokerと比較して、フォロワー数に対する動画の再生回数が極端に高いという特徴があります。
ポイントまとめ
①「視聴完了率」が約60〜70%と非常に高いため、伝えたいメッセージを最後まで届けることができ、商材の認知度向上に有効。
②ショートドラマは「物語の内容自体が重要視」されており、アカウントのフォロワー数に対する再生回数が多いことから、知名度の高いインフルエンサーに依頼せずとも、質の高いコンテンツさえ作れば効果の高いプロモーションが可能。
ショートドラマのジャンルと企業タイアップ事例
多様なジャンルの展開
ショートドラマが流行し始めた頃は恋愛系や学園ものが人気を集めましたが、現在は多岐にわたるジャンルが展開されており、幅広いテーマ展開が見られます。ただ、どのジャンルにおいても視聴者が感情移入しやすい「あるある」を起点に展開したものが多いようです。
【事例紹介】
◎ヒューマンドラマ
◆恋愛
◆友情
◆家族
◆職場
https://www.tiktok.com/@gokko5club/video/7502620986903137543?_r=1&_t=ZS-90Qaai2Uuxt(新しいタブで開く)
コメディ
シュール
ホラー・サスペンス
◎企業タイアップ事例
また、実際に企業がタイアップした事例として、
下記の様な商材やメッセージをストーリーに自然に溶け込ませる
作品も多く見られました。
with(バグる、愛。(新しいタブで開く))
PLAUD Japan(マジクソかんぱにー🗿(新しいタブで開く))
トンデミ(ごっこ倶楽部(新しいタブで開く))
ポイントまとめ
①様々なジャンルが展開されており、幅広いテーマで訴求が可能
②企業タイアップの動画も豊富に存在し、商品・サービスのPRに活用実績がある
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回の調査では、Z世代×ショートドラマというテーマを深堀りしていきました。
マーケティングの観点で見ると、視聴完了率の高さや視聴回数の多さなど、”ショートドラマ自体がPRに適しているフォーマットであること”や、そのジャンルが多岐に渡り、色々な商材/業界で転用可能なことが分かりました。
一方、Z世代の声を見ると、気軽に視聴出来る尺感や、「流れてきたらついつい見てしまう」というTikTok/Instagramのリールなど”縦型動画面ならではの楽しみ方”が流行の鍵になっていると感じました。
上記も踏まえ、今後ショートドラマの市場が拡大するにつれ、”トレンド”ではなく”一般的な動画フォーマット”になっていくのではないかと感じました。
ゼットモも今後のショートドラマ市場に注目してまいりますので、ぜひショートドラマに興味のある方がいらっしゃれば、ゼットモにお声掛けください。
また、他にもゼットモでは他にもZ世代の行動や意識について研究しています。
Z世代のインサイトを捉えたプロモーション設計の際には、
我々ゼットモにお声がけいただけますと幸いです!
次回もお楽しみに!










